仏教入門154(歎異抄編)武田鉄矢
仏教入門
仏教入門(歎異抄編)
歎異抄は、日本思想史上最も有名といわれる
「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」
に象徴されるように、全編が謎めいた逆説に満ちています。
500年前から禁書として封印されていましたが、
100年前に封印がとかれて以来、
変幻自在の表現は、読者を翻弄し続けてやまず
800冊以上の解説書が出ています。
今回は、非常識な
仏教入門
としてその歎異抄について、有名なタレントさんに聞いてみましょう。
その154 武田鉄矢
金八先生で有名な、武田鉄矢(たけだ てつや 1949-)氏は、
直木賞作家、東野圭吾の『白夜行』で刑事役を演じた時、
台本にない、『歎異抄』を何度も口ずさんでいました。
それについて武田鉄矢氏はこう語っています。
犯罪者2人が愛というテーマでずっと何かを追い続けるのならば、
笹垣も何か強いもの持っていないとダメだと思って、演出家と相談して、
すき間すき間で親鸞の『歎異抄』を口ずさんでるんです。
これは最初にやった時に演出家が訳分からず「あっ、いいですね!」
って言ってくれて、それ以降やらせてもらってるんですよ。
なぜ『歎異抄』なのかと言いますと、このドラマの持っている最終的な大きい
テーマじゃないかと思うんだけど、
「善人なほもつて往生をとぐ、いはんや悪人をや」
というのがあるんですが、
悪こそ救済の対象なんだという意味で、これは原作の中で
深く漂ってるんじゃないかって思ったんですよね。
雪穂がマリア様に向かって自分の運命をのろうところがありましたが、
マリアから打ち捨てられたヒロインを救いうる宗教は世界にたった一つ、
親鸞の浄土真宗だけなんですよね。
これがどういう結果になるか分からないですけど、
毎回小さく『歎異抄』の一部分をつぶやきで入れています。
では、その歎異抄には何が教えられているのでしょうか?
いまだにほとんど知られていない秘密を
以下のサイトにまとめてあります。
仏教に学ぶ生きる意味
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2009-09-16 │ 歎異抄 │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit