仏教入門96(文学編)上田紀行氏
仏教入門
仏教入門(文学編)
仏教と聞くと、そうしき?と思う人が多いですが、
じつはお釈迦様は、一度も葬式をされませんでした。
ではお釈迦様は一体何を教えられたのでしょうか。
仏教の深い内容は人類の到達した最高の思想といわれ、
世界中の有名人・偉人達からほめたたえられています。
このブログでは、仏教の入門としてもいいように、
そんな仏教をほめたたえる言葉を集めてみました。
■その96 生きる意味 上田紀行氏
2006年度大学入試問題NO.1となった『生きる意味』を書
いた上田紀行(うえだのりゆき 1958~)氏は、東大大学院で文
化人類学を専攻し、現在東工大で助教授として価値システムを専
攻しています。
氏は同書で、経済不況よりもはるかに深刻なのは、「生きる意味
の不況」であり、その原因は、偏差値偏重等、西洋合理主義によ
る数値による効率化だったと論じています。
この解決として、思いやりのあるコミュニティーの中で、逆に、
自分自身の苦悩と向き合い、苦悩の意味を探求することで、自分
が本当に何を求めているかが分かる、と熱く提言し、そうして、
これからは、量よりも質を大切にする時代に入るとしています。
ところがこの本の終わりの方に、これは仏教の考え方に近いと、
次のように書かれています。
(仏教は)現実の「苦」から出発してその原因を探求し、そこ
から苦悩を脱した状態に至ろうという教えは、「苦悩を単に除
去するのではなく、苦悩のに向かい合う」ことから「生きる意
味」を再構築すし、「内的成長」をもたらす、というこれまで
述べてきた筋道に非常に近いものだ。
人々の苦しみの原因は認識の誤りによる。その誤りとは「諸行
無常」(すべての物は変化する)と「諸法無我」(すべての物
は関係性の中にある)という現実を知らないことだ。
「私」も他との関係の中で生きている。この関係性の法則を仏
教では「縁起」と呼ぶが、私は縁起的な存在ある。……
では、その仏教には何が教えられているのか。
以下のサイトにまとめてあります。
仏教に学ぶ生きる意味
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2009-06-26 │ 文学 │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit